2012年06月10日

HELIOS 44-2 2/58 ロシア産

HELIOS 44-2 2/58
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<<BIOTAR58mm/F2 was born in 1927,,,,>>

~ヘリオス58mm f2とは~
KMZ製HELIOS-44シリーズとして、1958年から製品化された、焦点距離58mm、開放絞り値F2、
4群6枚のガウス型大口径単焦点レンズである。

ある人が言いました「ヘリオス44って、レンズ界のシーラカンスだよねっ」~
レンズなのに?始めはその意味が分かりませんでした。が、歴史の紐を解いていくうちに、
確かに的を得てると、感心してしいました。所有しているヘリオス58mm f2は、シリアルNoから
1985年製と分かるのですが、やはり写り具合が時代錯誤している様子でした。

~生い立ち~
このレンズ、ツァイス・イエナが戦前に設計したBIOTAR 58mm/F2(同じ光学系のガウス型)を
ベースに、開発(コピー)したのが始まりと言われてます。少し細かく説明すれば、HELIOS-44の
リリースされた時期と、ツァイスのBIOTARがモデルチェンジを行い、最後の製品がリリース
された時期とが重なるため、HELIOS-44はBIOTARの最後のモデルを元に設計されたレンズだ!と、
誤解されることが多いようです。が、これはどうやら間違いの様で、KMZ自身が、「実際に
ベースとなったレンズは、戦前の1927年に設計されたBIOTAR(58mm版)の初期モデルである」
と認めている過去の事例から、戦前のBIOTARが元と言う方が正解なのかもしれませんねっ。

~ロシアンルーレット?~
相当数のバージョンあるHELIOS 44-2 2/58ですが、光学系は流用されてる場合が多く、おまけ
に、同じ年代でもマルチコートされてる物、シングルコートだけの物などが、雑多に有るらし
いです。酷い話ですと、シングルコートでも輸出用にはマルチコート表記(MC)されてる場合
もあるそうで、さすがロシアレンズですねっ。

個人的な意見、、、

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・開放F2では、少し柔らかい描写ですが、f5.6以降は色味も確りしてますので、安心して
 使うことが出来ます。

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・このレンズの特徴でもある”グルグルボケ”も、開放f2では凄まじい渦です。流石!設計が
 1927年ですねっ。

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m27120609.JPG
通常は綺麗なボケが気体出来ます。が、
光線によったら、2線ボケが煩わしい
感じになり、全く駄目駄目な画像に
なります。いやぁ~コレは救いようの
無い写真ですなぁ~。

m30120609.JPG
撮影最短距離は50cmなので、
接写リングが無いと、こんな
感じです。



、、意外に普通でしたかぁ?


<<お勧め?>>
ロシアレンズの個体差は甚だしい物が有るらしいので、手にとって確かめてから購入を決める
事が大切です。特に注意するところは「絞り羽根の油しみ」「ヘリコイドの動作ムラ」
「レンズの傷」「全体の工作精度」等が上げられます。それでも使ってみる価値が有るか否かは、
今回の逸話が気になるか成らないか?がキーポイントになると思います。
そこそこのコントラストが期待出来る”マルチコートレンズ”。で設計は1927年、、、。面白い
写りが気にならない、、、、、わけないですょねっ。
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※ねっ!


posted by 麗智那 at 00:38| Comment(0) | 標準レンズ | 更新情報をチェックする
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