2012年07月26日

aus JENA

ブランド名が「aus JENA」とだけ刻印されているのは、、、、

 この時期、東ドイツの国営企業であるCarl Zeiss Jenaと、西ドイツのCarl Zeiss
(オーバコッヘン)との間で商標権争いがあり、そのときに連邦裁判所が判断し
た「西ドイツ国内で販売する東独ツアイス・イエナの製品には、“CARL
ZEISS”の商標の使用を認めない」といった決定に因るものです。


Carl Zeissの歩み、、、

1846年にJENAで創業。第二次世界大戦の敗戦直後、ドイツの東西分断により、
ドイツ東部にあったJENAはソ連占領統治下に。このままだと、Carl Zeissの
光学技術が、ソ連に渡ってしまうと危惧したアメリカ軍は、ソ連軍に先んじて
JENAに入り、技術者の多くを半ば強制的にオーバーコッヘンに移動させた。
こういった経緯から、東西に分裂した片割れの地、西ドイツの街オーバコッヘンで
新たにツァイス・オプトン社として光学機器の生産を引き継ぐことになる。一方
ソ連軍はJENAの工場群を接収、残った技術者もソ連に送った。これらによって
Carl Zeissは東西に分裂する運命となる。

一方の東ドイツ側では、JENAに半官半民の「人民公社Carl Zeiss Jena」を設立。
以降JENAのカール・ツァイス社は東ドイツの誇る光学機器メーカーとして存続する
ことになった。その後、どちらがツァイスの名やコンタックス等商標の権利を持つかを、
長年にわたって裁判で争うようになるとも知らずに。

1989年~1990年に渡って行われたドイツ東西統一により、東西に分かれていた
Carl Zeissも統合の道を歩むことになる。JENAにあったZeissは経営に行き詰ま
っており、実質的にオーバーコッヘンのツァイスが吸収する形となり、現在もCarl
Zeiss本社はオーバーコッヘンに置かれている。

その後は、ヤシカや京セラなど合併合弁しつつ現在に至る。

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posted by 麗智那 at 13:09| Comment(0) | メモ | 更新情報をチェックする
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